2007年04月17日
バァさん
・・・いました。

淵のほとりで倒壊を免れた一軒の家に、かつての住人が住み着いていました。
このバァさんは、以前はよく妖怪話を聞かせてくれたバァさんです。
モクモクレンの話とかを嬉々として語っていたのですが・・・。
「バァさん!元気にしてるかい、バァさん!」
「・・・・・・」
「もしもし?おーい、バァさん?」
「・・・・・・」
すっかり耳が遠くなってしまったのか、それとも村崩壊のショックでモウロクしてしまったのか、バァさんは一言もしゃべらなくなっていました。
付近に居た河童に尋ねてみたところ、
「あのバァさんはタケノコ掘りにいってて村の崩壊を免れたんだ。帰るところがないから住まわせてやることにした」
とのこと。
可哀想なバァさん・・・。
今度おはぎでも持っていってやろう。

淵のほとりで倒壊を免れた一軒の家に、かつての住人が住み着いていました。
このバァさんは、以前はよく妖怪話を聞かせてくれたバァさんです。
モクモクレンの話とかを嬉々として語っていたのですが・・・。
「バァさん!元気にしてるかい、バァさん!」
「・・・・・・」
「もしもし?おーい、バァさん?」
「・・・・・・」
すっかり耳が遠くなってしまったのか、それとも村崩壊のショックでモウロクしてしまったのか、バァさんは一言もしゃべらなくなっていました。
付近に居た河童に尋ねてみたところ、
「あのバァさんはタケノコ掘りにいってて村の崩壊を免れたんだ。帰るところがないから住まわせてやることにした」
とのこと。
可哀想なバァさん・・・。
今度おはぎでも持っていってやろう。
Posted by Miz at 15:56│Comments(0)
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