2007年04月05日
マッチョラーメン
桜も咲いてすっかり春めいてきたと思ったら・・・。
まるで冬に逆戻りしたかのような冷え込み。
こんな寒い日にには暖かいものでも食べて暖まるに限る!
そんなことを思いながら駅の改札を出て、階段を下りると・・・。
目に飛び込んできたのは「らーめん」の屋台の提灯の明かり。
ほかほかな湯気が上がっているのも見えます。
よし、一杯食べていくか!
と、屋台の前に立ったところ、
「へい、いらっしゃい!」
まるで冬に逆戻りしたかのような冷え込み。
こんな寒い日にには暖かいものでも食べて暖まるに限る!
そんなことを思いながら駅の改札を出て、階段を下りると・・・。
目に飛び込んできたのは「らーめん」の屋台の提灯の明かり。
ほかほかな湯気が上がっているのも見えます。
よし、一杯食べていくか!
と、屋台の前に立ったところ、
「へい、いらっしゃい!」
筋骨隆々の男がそこに居た。
暖簾の文字は、
「味自慢」
よりも、
「腕自慢」
のほうが相応しいのではないかと思ってしまう風貌である。
「へい、お待ち!」
ホカホカのラーメンが目の前に置かれたが、男は腰に手を当てながら私の一挙手一投足を
(じっ・・・)
と見つめているようで、とても落ち着いて食べる気にはなれなかった。
急いで麺をすすりながら、ちらりと男の様子をうかがうと、なんと左手を熱いスープ鍋に押し付けているではないか!
(じゅう・・・)
という音が聞こえてきそうである。
しかし男は平然とした様子で私を見ている。
明らかに左手は酷い火傷を負っているだろうに、何ら気にする様子もない。
昔中国の三国時代の豪傑・関羽雲長が、骨を削って矢傷の手当てをする間、囲碁をしながら眉一つ動かさなかったと言われているが、それに勝るとも劣らない我慢強さである。
「またどうぞ!」
食べ終わり、逃げるように屋台を立ち去る私の背中に、男は朗らかな声をかけてきたが、
(ただものではない・・・)
その思いはぬぐえなかった・・・。
Posted by Miz at 00:07│Comments(0)
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